Tag Archives: ドイツ語学習法

ドイツ語勉強法~その3~

今日は再びドイツ語の勉強法についてお伝えしたいと思います。投稿者については初回の投稿をご覧下さい。

ウィーンではHeuteとÖsterreichというZeitung―新聞が無料で配布されています。街のあちらこちらにGRATIS―無料でと書かれた新聞ケースが置かれており、そこから自由に手に入れることができ、日によっては街中で新聞社の方が道行く人に手渡しています。DeutschAkademieのコースでも新聞に関する話題が取り上げられる機会が多く、先生方曰く「文法の正確さから言ったら有料の新聞を読むべき」とのことなのですが、まずはドイツ語に触れる頻度を高めることが大切なため、クラスメートも私も毎日この無料の新聞に目を通しています。私は昨日、ウィーン国立オペラ座にバレエ「海賊」を鑑賞しに行ってきたのですが、一昨日がそのPremiere―初演だったため、今日はどちらの新聞にもその様子が取り上げられていました。今日の新聞左上・右がHeute、左下がÖsterreichの記事

初めの頃は新聞の見出しすら読めませんでしたが、最近は本文を斜め読みできるようになりました。読んでいて意味の分からない文章について、クラスメートと一緒に考えたり、コースで先生に質問したりできるので、とても有意義な勉強法だと感じています。

また、DeutschAkademieが提供しているOnline Deutschkursは大変お勧めです。サイトの最上部に表示されている黒いバーのVersionという文字の右にあるイギリスの国旗マークを押すと、このページの説明が英語に切り替わります。私は、緑色のPractice Germanと書かれたボタンを選び、ページが切り替わった先でPractice your German levelを選び、更にページが切り替わった先で自分のレベルを選び、その先で出題テーマ、問題数を選んで勉強しています。

Online German CourseOnline Deutschkursのページ

こちらのサイトはどなたでも無料で勉強できますので、ドイツ語の文法の勉強に是非ご活用下さい。

ドイツ語勉強法~その2~

今日は再びDeutschAkademieのコースの様子と、タイトルにある通りドイツ語の勉強法についてお伝えしたいと思います。投稿者については初回の投稿をご覧下さい。

今日お伝えするのは、ドイツ語学校に通う上で1番重要となるコースの先生方についてです。私はこれまでに2人の先生にお世話になったのですが、どちらの先生も「自分の教え方」を持っていて、それぞれの指導方法で私達をしっかりと導いて下さいました。特に印象的だったのが、私達クラスメートが2人1組、計5組に分かれて会話の練習をしている時に、私達が一斉に、しかもかなり賑やかに話しているにも拘らず、どちらの先生も私達のドイツ語の間違いを聞き逃さずに細かく指摘して下さったことです。また、私達のレベルに合わせた教材を作って下さったり、コース以外のものも含めドイツ語に関する疑問点に丁寧に答えて下さったり、ウィーンで生活する上で耳よりな情報を教えて下さったり…と、本当に親切です。ただ、私がDeutschAkademieに通い始めた時、先生がコースの最初からずっとドイツ語だけを話していて、私には理解できないことが多く「このままではこのコースには到底ついていけない」と真っ青になったこともありました。(後でクラスメートに聞いたところ、皆同じ気持ちだったということがわかりましたが。)しかし、それも先生方の教え方の1つで、たとえ最初は意味が全く分からなくても、何度も聞いているうち、そして勉強を続けているうちには分かるようになるから、まずはドイツ語を聞くことに慣れよう!というものでした。

3月14日教室にて

今日のクラスでの1コマ

さて、そろそろドイツ語の勉強法についての話に移りたいと思います。私がDeutschAkademieに通い始めて「ドイツ語が身に付いてきた」と実感したのは、自分の言いたいことを実際に口に出すまでの時間が短くなったと自覚した時です。ドイツ語勉強法~その1~に書いた通り語彙力も勿論大切なのですが、思い通り、場合によっては「思わず」口が動く状態というのがドイツ語の習得には必要不可欠だと私は感じています。口が自由に動くようになる、それにはドイツ語をどれだけ口に出してきたか、ドイツ語の発音にどれだけ口が慣れたかが物を言うわけです。DeutschAkademieのコースでは日々先生やクラスメートと沢山ドイツ語で話しますし、私達の間違いはその場で先生が指摘して下さったり、私達がドイツ語で何と表現すればよいか分からない時はすぐに先生に質問できたり…と、会話力をも鍛えることができます。また、コース以外でのドイツ語会話の練習も推奨されていて、その1つがタンデム―異なる母国語を持つ人で言語交換を行う学習法です。タンデム・パートナーはインターネット上でも探すことができるそうですので、日本語を教えることに興味があって、ドイツ語の会話力を伸ばしたい人は是非、タンデムを試してみて下さい。

ドイツ語勉強法~その1~

今日はDeutschAkademieのコースについてと、タイトルにある通りドイツ語の勉強法についてお伝えしたいと思います。投稿者については昨日の投稿をご覧下さい。

ドイツ語学校では一般的にドイツ語の学習到達レベルを12段階―A1(1)、A1(2)、A2(1)、A2(2)、B1(1)、B1(2)、B2(1)、B2(2)、C1(1)、C1(2)、C2(1)、C2(2)で表すことが多いです。初めて「A1(1)―アー・アインス・アインス」という言葉を聞いた時には、一体何のこと?と頭上に大きなFragezeichen―疑問符を浮かべてしまいました。DeutschAkademieでは、1日3時間×週4日間(月~木曜日)×4週間で1段階のレベルを勉強でき、コースの時間は8:30~、11:45~、15:00~、18:15~の4つの時間帯から選べます。

私は昨日からB1(2)のコースで勉強しています。ちなみに時間帯は8:30~を選択しています。実はこの早朝コース、上記のうちで最も人気の高い時間帯なので、この時間帯を希望される方は早めの申し込みをお勧めします。私は今の先生―フィロには先月のコースB1(1)からお世話になっています。クラスメートは5~11人で、コースのレベルが上がる時にメンバーが入れ替わるのですが、私の経験上、クラスメートの半分とは再び同じクラスになります。

3月8日教室にて

今日のクラスでの1コマ

コースの様子の詳細についてはまた後日にして、ドイツ語の勉強法についてお伝えしたいと思います。私がDeutschAkademieに通い始めて実感したのが「語彙力のなさ」でした。日本で勉強していた時、挨拶などの基本的な会話表現や文法の構造については何度も触れる機会がありましたが、自分の意見を述べたり、自国の文化について説明したりする時に必要となる単語を全然知りませんでした。そんな時、コースで「語彙力の強化のためにはどんな勉強法が効果的か」について意見交換をする機会があり、先生やクラスメートが教えてくれた方法を試してみたところ、とても勉強が捗るようになりました。今日のクラスでも先生から新しい方法を教えてもらったので、それも合わせて3つほどご紹介します。

1.新しく学んだ単語を使った文を自分で書いてみる。自分の身近な人や物に関連付けた文を作れば、その単語に対する印象が強くなるのでより効果的。

2.新しく学んだ単語を自分で絵に描いて表してみる。

3.人々の会話やラジオ、テレビやCDから頻繁に聞こえてくる単語を聞き取ってどんどん覚える。

3.の勉強法はドイツ語圏にいないと少し難しく思われるかもしれませんが、こちらのラジオやテレビ番組はインターネットで配信されているものもあるので是非試してみて下さい。